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アルファベット

点字の6つの点はそれぞれ左図のように番号で呼ばれます。

番号で点の位置を説明しますのでご参照ください。

例えば右真ん中の点は「5の点」と呼ばれます。

■アルファベット

アルファベットは左図の通りです。

ご覧の通り、50音と同じ点字ばかりですので、アルファベットの前には下図の「外字符」をつけて表記します。

従来、アルファベットは日本においてはたくさん登場して困らせることはありませんでした。
ところが、最近はアルファベットの法人呼称が大変多くなってきました。JRやJALやANAといった公共交通機関名に多いので、決まった名前ばかりながらしょっちゅう耳にすることが多いかも知れません。NHKやTBSという具合に放送局にも多く、またJA、JH、JTなどとJの付く名前も増え、郵便局ですらJPと名乗り始めた時代です。今後、アルファベット表記された案内がいくつも登場するかもしれません。

もっとも50音ほどの種類はありません。あらゆる組合せに対応できるように覚えることは偉いと思いますが、難しいと感じたら、交通機関名やご自分の名前だけでもまるまる覚えておけば良いのではないでしょうか。

ただし今現在、実際はアルファベットで表記されるのはJRぐらいかと思います。もし親切な案内であれば、例えばJALは「ジャル」と読みで表記することが多いでしょう。

アルファベットを表記する時は必ず「外字符」を前に付けます。5+6の点で表します。

アルファベットには大文字と小文字がありますので、大文字の前には「大文字符」を付けます。6の点ひとつを付けます。

そして、2字以上大文字が続く場合(つまり企業名に多いです)は「二重大文字符」を前に付けて表します。6の点を2文字続けます。

アルファベットで最も頻繁にお目にかかる例と言えば、もう間違いなくこの「JR線」でしょう。飛行機に乗らないという方でも電車に乗らない方はめったにいないと思います。駅の点字手すりや運賃表の乗り換え案内説明にも必ず登場します。最低限このJRだけでも丸暗記すると良いと思いますよ。

一語の中にアルファベットとカナが混在する場合は、その間に「つなぎ符」を入れて区別を表します。

次は、カッコや矢印などです。

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